住友商事は3月25日、米州住友商事を通じて、モバイル通信用無線電波のAI分析をもとにした高精度位置計測技術を持つ米国Origin Wireless, Inc.(OW社)に出資したと発表した。OW社はWi-Fi等の通信用無線電波の変化をAIで分析することで、カメラ、センサー、ウェアラブル機器等を用いることなく、人の動きに加えて、呼吸や心臓の鼓動等、非常に小さな動きを検知する技術を保有。これにより設置の手間や抵抗感を感じさせることなく、自宅や病室で過ごす人を遠隔地から見守ることができる。また、OW社の技術は、GPSが届かない屋内でも極めて高精度で位置情報を検知できるため、物流倉庫や商業施設など、あらゆる産業での活用が見込める。