住友商事が4歳から楽しめる
クラシックコンサート開催
住友商事㈱主催「第66回住友商事ヤング・シンフォニー CLASSIC for KIDS~展覧会の絵~」が4月23日、東京・晴海の第一生命ホールで開催された。演奏は、ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラ(以下、JPO)。指揮は、新日本フィルハーモニー交響楽団でコンサートマスターも務めた松原勝也氏。勢いのある美しいハーモニーが、会場を埋め尽くした聴衆を魅了した。
JPOは1972年に創設された10歳~大学生までの約90名が参加するユース・オーケストラである。住友商事は1992年から支援を行っている。
サステナビリティ推進部・社会貢献チーム長=江川友浩氏はこう語る。
「社会貢献活動の根幹は2つです。1つは次世代に繋がるものであること。もう1つは、地域に貢献するものであることです」
このイベントは、単に資金面の支援ではなくチケットの半数は住友商事本社・晴海近辺の幼稚園・小学校に通う親子を招待している。年に3回行っている公演のうち「CLASSIC for KIDS」シリーズは、子どもたちが早い段階から生のクラシック音楽に触れ、気軽に楽しむ機会をつくりたいという思いから未就学児(4歳以上)も鑑賞できるコンサートシリーズを2010年に立ち上げた。
一般的なクラシック音楽の演奏会は客層の年齢が極めて高い。しかし今日の演奏会は子ども連れ親子のにぎやかな姿が目立った。その子どもたちが2時間の演奏をじっと聞き入っていた。そして最後は一生懸命お兄さん、お姉さんたちに拍手を送っている姿が印象に残った。
住友商事は今回の活動のほか、次世代人材育成のための奨学金プログラムや、世界各国の事業活動の場での地域貢献として日本文化紹介活動など、社会貢献の活動は多岐にわたる。2017年4月に従来の環境・CSR部から部名をサステナビリティ推進部に変更した。今後も地域に密着して相互理解を深め、次世代人材を育てるという住友商事の社会貢献活動の理念を世界中で展開していく。
(文責・稲葉)