丸紅は7月20日、Creekstone Farms Premium Beef LLC(CSF社)を買収し、米国における牛肉の生産および販売事業に参入すると発表した。CSF社は、穀物を主体とした飼料で肥育した品質の高いブラックアンガス牛のみを取り扱い、付加価値の高い商品の供給を特徴としたビジネスモデルを構築。カンザス州の自社工場で肉牛の処理加工を行い、その牛肉を全米の高級ステーキハウスや量販店に販売するほか、アジアや欧州にも輸出している。同社は豪州で肉牛の肥育、販売を行うRangers Valley社に加え、今回のCSF社の買収により、米国と豪州の二大生産国に供給拠点を確保し、世界各国で増加する高品質な牛肉へのニーズに応える体制を構築していく。