住友商事は7月21日、カナダの木質ペレット製造会社パシフィックバイオエナジーコーポレーションの株式47.6%を取得し、カナダにおける木質ペレット製造事業に参入したことを発表した。木質ペレットは、乾燥した木材を細粉し、圧縮成形したバイオマス燃料であり、環境への影響が少なく、効率性の高い発熱量を得られることから注目を集めている。EU各国に加え、日本をはじめとするアジアでもバイオマス発電の需要が増加しており、木質ペレットの需要も拡大する見込みで、特に日本では2015年に政府が策定した2030年度の電源構成(エネルギーミックス)の実現に向けた発電効率向上の一手段として注目されている。