豊田通商は4月12日、炭酸リチウム生産のパートナーである豪リチウム資源開発会社オロコブレと、福島県双葉郡楢葉町において水酸化リチウムの製造事業を行うことを決定し、合弁で新会社「豊通リチウム」を設立したと発表した。着工は2019年上半期中を予定し、2021年上半期中の生産開始を目指す。生産する水酸化リチウムの原料となる炭酸リチウムは、アルゼンチンのリチウム生産拠点SDJから調達し、生産能力は10,000トン/年を目指す。販売はグループ会社の豊通マテリアルが100%を請け負い、車載二次電池用だけでなく他工業製品用にも販売する予定。総事業費は90億円程度を見込む。