豊田通商は7月4日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「アジア省エネルギー型資源循環制度導入実証事業」のテーマの一つとして「タイ王国で発生する使用済自動車の効率的かつ適正な資源循環システム構築」に対し、6月12日にNEDOより正式に受託したことを発表した。タイでは2010年頃からの急激な自動車の販売台数増加に伴い、使用済自動車(ELV)の急増が予測されているが、ELVを適正に処理するインフラが未整備のため、フロンの大気放出による地球温暖化や廃油・廃液による土壌汚染・水質汚濁といった環境被害が懸念されている。