伊藤忠商事

2017年10月13日

採用担当者が語る「動画選考」(その3)

 

今後の動向としては

「AI選考」との融合も

 

 

――逆に選考に通過しなかった学生の動画はどのような内容だったのでしょうか。

室谷:弊社の採用選考は、あくまでもエントリーシートと筆記試験、動画の3つで総合的に評価しており、動画に関して言えば、与えられた設問に対して、先程申し上げた最低限のコミュニケーション能力を発揮し、入社したいという熱意をごく自然に伝えていただければ動画を理由に不合格にする、ということはしていません。ですから、たとえば先程悪い例として挙げたような振る舞いを取っていたり、あるいは当社に対する理解が著しく乏しいと感じられたりといった、基本的な要件を満たしていない場合にのみ、弊社にはマッチしないという判断をさせていただきました。

――学生や内定者の反応はいかがでしたか?

室谷:様々な反応がありました。「伊藤忠はやっぱりおもしろい取り組みをする」というポジティブな意見もあれば、「なぜ伊藤忠だけ?」と戸惑う意見があったのも事実です。

動画選考を導入することで、本エントリー数が減少するのでは、という心配もありましたが、ふたを開けてみると影響はほとんどなく、当社に入って活躍したいという熱意のある方は、動画選考を課しても応募してくれることがわかり、安心しました。

――動画選考は今後も実施される予定ですか?

室谷:費用対効果なども分析していかなければなりませんので、明言はできませんが、今後のインターンシップ選考や採用選考でも実施していきたいと思っています。最近、「AI選考」も話題となっていますが、動画選考もこれから時間をかけて何千人、何万人という動画データを蓄積していくことで、将来的には候補者が話したことばの内容や表情などのデータを解析することで、より精度・効率の高い採用選考が実施できるのではないかと考えています。

――ありがとうございました。

 

取材:大坪サトル
写真:小倉直子
(2017年8月取材)

 


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