週刊現代(11月25日号)
「日本にしかない不思議な職業
『総合商社』よ、どこへ行く」
就職先として、学生に抜群の人気を誇る総合商社。しかし、一体どのような仕事をして、どのように巨額の利益を得ているのかは、学生はもちろんのこと一般にもあまり知られていない。これは専門商社にも言えることである。
この企画ではその実態を垣間見せてくれる。
商社ビジネスは、手数料・マージンビジネスから、人材を送り込む投資ビジネスに変わってきているという。関連会社への出向は普通は左遷だが、商社の場合はキャリアアップへの大きな突破口となる。これは商社志望の学生は認識しておいた方がいい。
ただ、それ以外の記事はやはり歴史的な説明であり、こういう紋切り型の切り口は少し残念である。また、総合商社といいながら、双日、豊田通商が入っていないのも片手落ちであろう。
総合商社が一般誌に、しかもグラビアで紹介されることはほとんどないので、面白い企画とは言える。