Magazine

2018年02月5日

伊藤忠の人間像を探る

昨年度業績が好調な総合商社の中でも、特に伊藤忠商事は独自の路線を確立したようである。広告大賞受賞も含めて、社員の姿を多く露出させている。商社がこれほど表舞台に登場したことはかつてない。
今週もそんな記事が複数掲載された。

 

 

『週刊現代』2月10日号 

「『社長交代』人事 なぜ、あの人が選ばれたのか」

すでに社長在任6年という不文律を越えて社長に留まっている伊藤忠商事の岡藤正広社長の後任が発表された。鈴木義久氏である。記事は、同期で次期社長と目されていた吉田朋史氏との人間模様を興味深く語っている。
一度岡藤社長に切られた鈴木氏がなぜ社長に指名されたのか。社長職は交代するが、会長として実質的には力を発揮する岡藤氏の人事の妙がおもしろい。

 

朝日新聞社『be』

「がんでも居場所はここだと――伊藤忠商事専務執行役員CAO・小林文彦さん」

テレビCM、「朝型勤務シフト」など、多くの話題を提供している伊藤忠商事だが、社員や家族のがんへの取り組みも注目されている。それをまとめたのが小林氏だ。伊藤忠商事では在職中に亡くなる社員の9割ががんだという。
会社が動いたのは、がんで亡くなった社員が「日本で一番いい会社だ」と言ってくれたことだった。岡藤社長と小林氏は、3カ月で社員のがん治療と仕事の両立支援をとりまとめたという。支援の内容は多岐に渡っているが、目的は“社員が安心して仕事ができる”ことだ。業績と連動して、伊藤忠商事は次々と社内改革を進める。

 


関連するニュース

商社 2024年度版「好評発売中!!」

商社 2024年度版
インタビュー インターン

兼松

トラスコ中山

ユアサ商事

体験