伊藤忠商事は5月9日、参画する世界最大級のサルーラ地熱IPP事業が、4日より最終号機となる3号機の商業運転を開始したと発表した。この3号機の完工により、当初計画通り、3機合計の総出力約330MW(インドネシアでの約210万世帯の使用電力量に相当)での商業運転開始となる。これは単一開発契約の地熱IPP(独立発電事業)として、世界最大規模のもの。また、同プロジェクトは国際協力銀行、アジア開発銀行及び市中銀行による、初の新規地熱IPP向けの協調融資案件であり、総額約1,170百万米ドルのプロジェクトファイナンスが適用されている。