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2018年10月9日

伊藤忠商事が第1回がんアライ宣言・アワードでゴールド受賞

朝日新聞(10月8日付朝刊)によると、がん経験者が働きやすい職場や社会作りを目指す民間有志のプロジェクト「がんアライ部」(代表発起人:岩瀬大輔、功能聡子)が、「第1回がんアライ宣言・アワード」の受賞企業を発表したが、最上位のゴールド企業の一つに伊藤忠商事が選ばれた。
https://www.gan-ally-bu.com/report/1029

 

伊藤忠商事は、社員ががんになった場合は、上司、産業医、人事と相談して治療と仕事の両立プランを作り、こなすことを業務とみなす。またがんに関わる金額的な負担も会社が負い、社員同士の支え合いや病気のことで負い目を感じさせない雰囲気作りを進めている。

この取り組みには、岡藤正広社長の決意が込められている。

昨年2月、伊藤忠社員ががんで亡くなった。闘病中だった社員が「私の中では、伊藤忠商事が一番いい会社です」とこれまでの支援への感謝をこめて岡藤氏にメールを送っていた。社員が亡くなった翌月、岡藤社長は次のようなメールを、全社員に送った。

「私は当社で頑張る社員が、仮に病気になっても、それを物心共に支えていくことができる、そんな伊藤忠にしたいと決意を新たにしました」

この取り組みは、岡藤氏の社員やその家族への想いを具現化したものと言えるかもしれない。

 


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