伊藤忠商事は10月31日、筆頭株主として参画するバルカ・デサリネーション・カンパニーが、オマーンで新規に建設したバルカ海水淡水化プラントの商業運転を開始したと発表した。同件は、オマーン政府傘下のオマーン電力・水公社が同国北部のBarkaエリアにて推進する官民連携型のBOO事業で、造水能力は日量281,000 m3のオマーン最大の海水淡水化事業であり、造水された水は、2016年3月2日に締結された売水契約に基づき、今後20年にわたりオマーン電力・水公社経由でマスカット首都圏の生活用水として供給される。