伊藤忠商事は11月9日、資本提携先の極低照度対応型太陽電池(光発電素子)製造・開発ベンチャーinQs(インクス)社への出資比率を19%まで引き上げ、同社製品の販売及び新規ビジネスモデルの構築を共同で行い、産業分野におけるIoT化を進めることで合意したと発表した。インクスは暗い室内でも自立電源として高効率に発電し電池交換を不要とする、極低照度対応型光発電素子を世界で初めて開発。その量産化に成功し、2020年には月産100万個の製造を計画。これにより工場内の様々な産業機械に設置されるIoTデバイスが常時インターネットにつながり、産業分野でのIoT化が加速する。