伊藤忠商事は12月17日、半固体リチウムイオン電池の研究・開発を行う米・24M社の第三者割当増資を引き受けたことを発表した。出資を通じ、24M社と次世代リチウムイオン電池のグローバル製造・開発事業を共同推進する。24M社は安全性、エネルギー密度、製造コストなどで現行のリチウムイオン電池を上回る半固体電池の研究・開発企業。現行リチウムイオン電池の製造工程を大きく改良、簡略化した独自プロセスを確立し技術特許も取得、米国に実証用パイロットプラントを稼働させている。最大の特徴は現行リチウムイオン電池の性能を維持・向上できる上、使用部材の削減、製造プロセス簡略化により価格競争力のある製品を提供できる点にある。