伊藤忠商事は6月19日、ユーグレナ社と、火力発電所から排出される二酸化炭素や熱を利用した微細藻類ユーグレナの海外培養実証事業の開始にあたり、覚書を締結したと発表した。微細藻類ユーグレナは、光合成により二酸化炭素を吸収するとともに、酸素を発生させながら炭素を蓄え、成長するという特徴を有する。実証事業では、微細藻類ユーグレナが二酸化炭素を吸収して増殖し、培養された微細藻類ユーグレナからは飼料及びバイオ燃料の原料が生産される。なお、初めに開始する培養実証試験は、生産コストや培養環境の観点よりインドネシアに選定されている。