伊藤忠商事は6月25日、フランス・TRAXENS社への一部出資に関し、同社と基本合意したと発表した。この出資を通じて、伊藤忠商事とTRAXENS社はグローバルサプライチェーンにおける物流ビッグデータを活用した事業開発を共同推進する。TRAXENS社は、同社独自開発によるIoTトラッキングデバイスと物流情報プラットフォームを中心に、複雑化するサプライチェーンのリアルタイムモニタリングソリューションを提供している。物流業界におけるトレーサビリティ需要が高まる中、TRAXENS社でも2020年初頭までに大手海運事業者2社が保有する海上コンテナ10万台への採用が決まっており、今後もユーザー数の拡大が期待されている。