伊藤忠商事は10月2日、水・環境インフラ大手の仏スエズ社、EU政府主導のインフラファンド・マルガリータファンドと3社で出資する事業会社BCEが、総額約3億ユーロ相当のプロジェクトファイナンスベースの融資契約を締結したと発表した。BCEは既に建設開始に必要な許認可を取得、建設工事を開始し、2022年の完全操業を目指す。同事業は同国最大の環境社会問題の一つとなっているドナウ川沿いに位置するヴィンチャ廃棄物最終処分場を閉鎖し、適切な管理を行いその問題を解決に導くもの。同事業は現在EU加盟交渉中のセルビアにとって最重要事業の一つと位置づけられている。