伊藤忠商事は10月2日、仏スエズ社と共に、セルビア・ベオグラード市が推進する廃棄物処理発電事業の事業者選定入札において、総額約16億ユーロの事業収益を見込む25年間の事業運営権を落札し、ベオグラード市政府とのPPP(官民連携)契約を調印したと発表した。同事業はセルビアで初の大型PPP案件で、伊藤忠商事はこれまでスエズ社と共に、英国のサウスタイン&ウェア事業、コンウォール州事業、西ロンドン事業、マージーサイド州事業で同様の取組をしており、同国の廃棄物焼却処理市場約15%にあたる年間約130万トンの廃棄物を処理している。