第一実業 飯塚 誠
フロンティアスピリッツを胸に、
海外で活躍
フロンティアスピリッツを胸に
飯塚はマナウス支社に約3年駐在した後、再びサンパウロ支社に戻り、現在はセールスマネージャーとして辣腕をふるっている。
「ブラジルにあと何年駐在できるかわかりませんが、営業実績を上げることはもちろん、私がブラジルにいたという確かな痕跡を残したいと思っています。例えば仕事がうまく回るためのシステムや現地スタッフとのいい関係性の作り方など何でもいいので、私の後にここに赴任した社員が極力仕事がしやすい環境を作ることにも取り組んでいます」
目の前の仕事だけではなく、ブラジル支社の未来まで考えて業務に当たっている飯塚。マナウスでの3年間でまたひと回り大きく成長したようだ。
「商社マンとしてはまた知らない国で仕事がしたいですね。これからビジネスを拡大したい先進国でもまだ事業所がない未開の地でもどこでもいいです。まだまだ知らないことがたくさんあるので、とにかくいろいろなことを経験してみたいですね」
フロンティアスピリッツあふれる男の目は未知なる国への夢と希望で輝いていた。百年前に夢を求めてブラジルに入植したかつての日本人のように。
学生へのメッセージ
「商社を志望したのは、語学スキルを生かして外国で働きたいと思ったからです。中でも当社はブラジルに支社をもっていたので入社を強く希望しました。就活は人生の中で最も悩む時期のひとつ。悩んで悩みすぎなことはないので、自分の適性ややりたいことなどについて真剣に考えて納得のいく就活をしてほしいと思います。当社はやりたいことをやらせてくれる自由な企業風土なので、海外で働きたいとか自分の力で頑張りたいというやる気と情熱をもっている人は楽しく働けると思います」
飯塚 誠(いいづか・まこと)
【略歴】
1982年岐阜県生まれ。南山大学外国語学部卒。2006年入社。学生時代はスペイン・ラテンアメリカ学科で英語、ポルトガル語、スペイン語を習得。スポーツではサッカー部に所属し日々練習に打ち込む。入社後、自動車業界向けの自動機の営業を担当。入社4年目の4月からブラジルに赴任し、現在はサンパウロにてセールスマネージャーとして日系・外資系問わずブラジルに拠点を置く企業への訪問営業及び現地エンジニアと協力してのサービス活動などに従事している。
『商社』2015年度版より転載。記事内容は2013年取材当時のもの。
写真:葛西龍