「商社」就活体験記⑧

2018年03月26日

「直感」を「確信」に変える
企業選び

2018年4月に第一実業へ入社する北九州市立大学の堅本心さんから「商社を目指す方に限らず、就職活動を頑張っているみなさんの力に少しでもなれますように」とのメッセージとともに、ご自身が経験した就活体験記が届いた。堅本さんはどのように第一実業の内定を勝ち得たのだろうか。

 

北九州市立大学 堅本心

 

◆私の就活

私の就活はみなさんのものと少し違うかもしれません。その理由のひとつに、就職活動を始めた時期が挙げられます。

私が就職活動を始めたのは去年の4月からでした。3月の中旬までオーストラリアで語学留学をしていたためです。周りがインターンや会社説明会に参加している中、私は焦燥感を抱きながらも、ぎりぎりまでオーストラリアにいることを決めました。正直に言うと、最初は周りの就活の進み具合に焦りました。しかし、結果として私は今、ぎりぎりまで留学をしてよかったと思っています。

・就活でやってよかったこと

新しい友人との出会いです。就活を始めるのが遅かった分、説明会などで様々な人から情報をもらい就活の流れをつかんでいきました。また説明会等で、毎週九州から関東に行っていたので、違う地域の人の話を聞くだけで刺激を受けました。そこで友人になった人たちは、別々の道に進んだ今でも連絡をとっており、今後も力強い味方になってくれると思います。

また、面接時には「一言で返す」ということに留意しました。すると、面接官は必ず、その次を聞いてきます。言いたいことをだらだらと言うのではなく、自分が話したいことを、逆に面接官に質問してもらい会話を続けていくと、頭の中が困惑することなく質問に答えることができました。

・よくなかったこと

企業調べが不十分だったことです。会社HPで得た情報や、聞いた情報だけで会社の分析等をしてしまっていました。「うちの製品どう思う?」と漠然とした質問をされたことがあります。私はただ、HPで読んだ、その製品の説明をすることしかできませんでした。「だから、どう思うの?」と言われ、何も答えることができなかったのは今でも心残りです。もっと深く調べていれば、その質問の意図を読み取ることができたと思います。市場調査・分析等をしながら、会社の歴史、今後について考えた上で自分の意見を持つ、という一連の流れを踏めていなかったことが反省点です。

 

◆なぜ商社なのか

まずは、単純に「海外」で働きたい、と思ったからです。

韓国に語学留学をしていたときの話です。ある先輩にパーティへ連れていってもらいました。そのパーティ参加者の中に、ひと際せわしく動く女性がいました。ある時は韓国語で、ある時は英語で、名刺交換をしたり、なにやら機械の話をしたりしていました。「めちゃくちゃかっこいい!」と見とれていると、先輩に「あの人は商社で働いている日本人で、うちの会社もお世話になっているの。」と言われました。

それから1年後、自分の将来について考えたとき、日本ではない場所で自分と同じ「女性」が堂々と働いている彼女の姿は、いつの間にか私の夢になっていました。単純かもしれませんが、これがまず、私が「商社」で働きたいと思った理由です。

 

◆第一実業株式会社に決めた理由

最初に言っておくと、私は「直感」で決めました。説明会に参加しながらもなかなか「これだ!」と思えるような会社がありませんでした。そんなときに出会ったのが第一実業です。選考の際、「人柄で人選します」と、どの会社でも言っていますが、第一実業はどこよりもそれを実践していると思います。書類選考はなく、応募者全員が面接を受けることができるからです。選考を通過するたびに、面談で選考のフィードバックをしてもらい、「これだ!」と直感した私の気持ちは確信に変わっていきました。就活の軸にしていた「海外で働く」「たくさんのモノに関わる」にも当てはまり、数字や文字以外で人を選ぶ第一実業に決めました。

 

◆私の今後

まだまだ始まったばかりです。本当に私が海外で働けるのか、という不安はありますが、まず、「30歳までに3か国語を話せるようになる」という目標を持っています。海外で働くことをゴールにはせず、常に次の目標を設定しながら、日々努力を続けていこうと思っています。

 

◆みなさんへ

早い段階から就活の準備をしている方に比べると、私の就活は不十分な点が多いかもしれません。しかし、就活をしていて、留学をぎりぎりまでしてよかったと思っています。自分について語るとき「留学」は欠かせないものとなったからです。学生生活はほんの僅かです。就活のために何かをするのではなく、自分のために、自分のやりたいことをしてみてください。そして、自分が何をしてきたのか、これから何をしたいのか、しっかりと考えてみてください。就活で困っている方、焦っている方が、これを読まれて少しでも頑張ろうと思っていただければ幸いです。私も頑張ります!

 


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