大切なのは、
自分にとって何がゴールなのか!
この春、ユアサ商事に入社した4人の新入社員から、商社志望の就活生に、自身の経験を綴ったレポートが届いた。彼らがどのように活動し、何を考え、商社の内定を手にすることができたのか。最後は、日本大学の福岡拓也さんのレポートです。
日本大学 福岡拓也
◆どのような就活をしたのか、良かったこと、悪かったこと
私は大学3年生の秋頃就職活動を始めました。まず行ったのは、どのような目標を持って就職活動に臨むのか定めることでした。私は「自分自身が自信を持って薦めることのできるものを商材として扱うことのできる企業に入ること」を目標として定めました。
これと並行して志望する業界・企業探しも行いました。もともと興味のある業界はありましたが、最初からこれに絞ることはせず、少しでも興味の持った業界・企業の説明会には必ず足を運ぶようにしていました。就職活動本格化まで能動的に動き、かなり多くの企業を知ることが出来たと思います。
就職活動を振り返って、就職活動を始めた最初の段階で目標を定めたこと、数多くの業界・企業を知ることが出来たことは本当に良かったと思います。自分の軸をしっかりと持ちながら、多くの企業を見る中で自分に合っているであろう企業を探すことが出来たので満足に就職活動を終えることが出来ました。逆に良くなかったところは何かというとやはり効率が悪かったことです。多くの企業を知ることに多くの時間を割いていたので、SPIの勉強や面接対策等が後手に回ることがありました。もっと時間の使い方の配分を考えたほうが良かったかもしれません。
◆情報収集はどこが良かったのか、良くなかったのか
情報収集は主にインターネットを利用していました。業界の動向やその業界の中での企業のポジション、その企業のこれから何を目指していくのか等について調べていました。インターネットだけでなく先輩やその企業の方等、生の人の声も大切な情報収集源でした。説明会などでも積極的に質問し、企業について理解を深めました。
インターネットは便利な情報収集のツールですが、就活の口コミサイトや掲示板は本当の情報もあればでたらめな情報も混在していました。どの情報が正しく間違いなのか自分の中できちんと区別をつけることが大切だと思います。
◆なぜ商社なのか
就職活動を行う中で「他社の商材が自社のものより優れていたらそのとき自分はどうするのか」と、ふと考えたことがあります。自社の製品が他社のものより劣っているとき、自分はそれを、自信を持って提案できるのかと考えました。そこで興味をもったのが商社でした。自社製品を持たず多様な営業活動ができることが自分の信条ともマッチしており、これが商社を目指すきっかけになりました。
◆なぜユアサ商事なのか
就職活動を行う中で、高い技術とノウハウを持つ日本のモノづくりに大きな関心を持っていました。工作機器等、産業の分野に強みを持ち業界トップクラスの売り上げを誇るユアサ商事はかなり魅力的な企業でした。ユアサ商事に決めた理由は大きく2つあります。
1つ目は、ユアサ商事のビジョンに共感したからです。
「モノづくりの基礎を支えていく」
このユアサ商事の掲げるビジョンを知り、自分もそれに関わることを仕事にできたらいいなと思いました。またこれからも持続的な成長を目標とし、海外事業比率をさらに大きくするとしていたところから、自分の活躍できる場がさらに多くなっていくのではと思いました。これがユアサ商事を志すようになった理由です。
2つ目が、ユアサ商事の「人」です。実際に説明会や現役社員の方との質問会などでユアサ商事の方々と話す機会があり、自信をもって仕事をしている方が多くそれが魅力に感じました。さらに工作機器メーカーに勤める叔父からユアサ商事の話を聞き客観的に判断することができたのもユアサ商事に決める後押しになりました。
◆商社での仕事の夢と不安、将来のこと
不思議と不安に思っていることはありません。ユアサ商事でモノづくりに関わって仕事をしていけることにワクワクしています。日々様々なことを吸収してどんどん成長していきたいです。将来、ユアサ商事を背負っていけるようなビジネスパーソンになることを目標に頑張っていきたいと思います。
◆後輩たちに伝えたいこと、アドバイス
人が感じることはまさに人それぞれであり、就職活動のゴールもその人によって大きく異なるものだと思います。大切なのは自分にとって何がゴールなのか、何が大切な要素なのかしっかりと決めて就職活動に臨むことだと思います。
3月になり就職活動が解禁されてそれが終わるまで本当にあっという間でした。就活中はナーバスになって辛くなるときもあると思いますが、気を張り詰めすぎず余裕をもって臨んでください。就職活動に後悔しないように、納得のいく就職活動だったといえるように、自分に妥協することなく頑張ってください。