人事部発「学生たちに告ぐ!」

2021年02月19日

岡谷鋼機 人事総務本部
名古屋人事総務部 人事室

杉坂恵里さん(3)

商社は学生のどこを見て、何を感じて内定を出すのか――。
その疑問に答えるべく、日本を代表する商社の人事部採用担当者にご登場いただき、最近の学生像や求める人材について語ってもらった。

 

新しいことにチャレンジして成長する

入社してから4年経ち、自分自身の就職活動を思い返してみると、自己分析がいかに大切だったかということを実感しています。就職活動に向けて自身の人生を振り返ったときに、私は誰も経験したことがないような新しいことを、進め方から自ら考えてチャレンジすることに面白さを感じる人間だということに気づきました。そして、岡谷鋼機が長い歴史の中で挑戦を続けている会社だということを知り、私も新しいビジネスを切り拓いていく仕事がしたい、という想いを持って岡谷鋼機に入社しました。

配属が人事だったことは想定外ではありましたが、私のこれまでの経験を振り返ると、軸は変わらず、新しい仕事に挑戦することが面白く、それを形にできたときに自己成長を一番感じます。具体的には入社2年目に障がい者雇用に取り組み、3人の方に入社していただいたことです。

2017年12月より、企業向け貸農園を利用し、障がい者がやりがいを感じながら働ける農業を活用し社員食堂で使う野菜を農園で栽培しています。上司から紹介されて障がい者のための農園を企画する会社のセミナーに出かけたのがきっかけでした。ぜひ会社の制度として採用したいと考えて、障がい者雇用について勉強したり関係先を訪問したり、導入スケジュールを立てたりしました。スタートしてから数年経ちますが、今でも課題が次々と発生しては対処するという繰り返しです。もちろん上司からサポートしてもらいながらですが、何もなかった石ころだらけの土地に農園ができ、会社としても初めての試みを軌道に乗せたことは大きな自信になりました。

2020年、コロナ禍で採用活動をオンラインで行うようになると、このスタイルでどのような伝え方をすれば効果的かを試行錯誤することが多くなりました。これまで誰も経験してこなかったことだけに大変ではありますが、現在自分がしていることが採用のあり方の幅を広げていくことにつながります。なかなかできる機会がない仕事にチャレンジさせてもらっています。

岡谷鋼機の企業理念は、「世界市場において、ものつくりに貢献する感性豊かな〝グローバル最適調達パートナー〟を目指します」というものです。営業担当者ともなれば、年次を問うこと無く一人ひとりがスピード感や責任を持って仕事に取り組む毎日が続きます。そんな中でも自ら新しい何かを見つけ出し、自ら取り組み、多くの人たちとコミュニケーションを取り、上司や会社に提言し、実現していくことに興味が湧く人に、ぜひ岡谷鋼機に来ていただきたいと思っています。

 

杉坂恵里(すぎさか・えり)

1994年、愛知県生まれ。南山大学外国語学部英米学科卒。11歳のとき父親の仕事でポーランドに家族で移り、約3年半滞在する。大学では米国ノースカロライナ大学に1年間留学。2016年岡谷鋼機に入社し、名古屋人事総務部人事室で採用担当として現在に至る。

「私が岡谷鋼機に興味を持ったきっかけは、当時まだ一般的ではなかったインターンシップに参加したことでした。そこで商社の面白さや、岡谷鋼機の社員が抱く仕事への想いを知り、自分自身もビジネスを自ら切り拓いていく仕事がしたいと思うようになりました。今年はオンラインが主流になっているのでセミナーには参加しやすくなったのではないかと思います。我々も海外など離れた場所にいる社員をセミナーで紹介するなど、リモートの良さを活用しています。いろんな手段を駆使して情報を収集し、自己分析をしっかりした上で、どんな会社でどんな仕事をしたいかをじっくり考えていただければと思います。画面上でも仕事内容や社風が伝わるように工夫していきたいと思っていますが、是非学生の皆さんも知りたい情報を自ら取りに行く姿勢でご参加いただけると大変嬉しく感じます」

 

取材:2020年9月

 


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