人事部発「学生たちに告ぐ!」

2019年05月28日

兼松 人事総務部 人材開発課
松原俊介さん(2)

商社は学生のどこを見て、何を感じて内定を出すのか――。
その疑問に答えるべく、日本を代表する商社の人事部採用担当者にご登場いただき、最近の学生像や求める人材について語ってもらった。今回は、いま最も勢いのある情熱商社「兼松」の人事総務部人材開発課で採用を担当する松原俊介さんだ。

 

まず採用区分ですが、総合職にあたる「広域採用」と転勤のない「エリア特定採用」の2種類があり、2020年度も両区分で採用活動を実施する予定です。

「広域採用」では、商社業界および当社の社風を直に理解していただけるような機会を数多く設けました。昨年度は広報活動の開始となる3月1日に採用ホームページをオープンし、プレエントリーの受付を開始しました。プレエントリーしていただくと各自「マイページ」が開設されますのでブログの配信やセミナーの案内など、当社からの情報をそちらに発信しました。

また、昨年度から新たにマイページを開設した方に向けて動画を使ったWEBセミナーを配信しました。1時間ほどの説明会の内容をWEB用の動画としたことで、地方在住で都市圏でのセミナーに足を運びにくい学生や海外留学中の学生の皆さんにもご覧いただけるので、兼松の歴史や事業内容、ビジネスに対する姿勢などを自宅に居ながらにしてお分かりいただけるようになりました。

一方、リアルに社員とお会いいただけるセミナーとしては、3月から全国各地の大学の学内セミナーや全国5会場(東京、大阪、札幌、福岡、名古屋)での「企業研究セミナー」を開催しました。この企業研究セミナーは一回あたり東京会場では70名程度、その他の会場では30名程度の規模で15回ほど開催し、およそ1000名弱の方に参加していただきました。加えて、兼松の業務内容や雰囲気、兼松で働く醍醐味について、現場の生の声を届けることを目的とした「社員訪問会」も実施しました。東京では1回あたり、異なる部門を代表して登壇した社員5名に対して、75分の間に25分ずつ、計3名の社員の話を聞けるように設定し、その他の地域では3名の社員に対して60分の間に20分ずつ、3名すべての社員の話を聞けるようにしました。このセミナーには約900名の方に参加いただきました。
このほか、「VISITS OB」というネット上に一部の社員の情報を掲載して、フォローする学生と社員が相互に連絡を取れるOB・OG訪問サイトをオープンし、自由に社員訪問していただけるようにしました。これは学年の制限はありませんので、大学1年生であっても、ビジネスの最前線で活躍する商社パーソンと話をすることができます。私も学生時代このサイトを通してOB訪問を行い、社員の方とじっくり話をし、兼松への理解が深まりましたので、ぜひおすすめします。

こうした第一線の営業社員とは別に、長年現場でマネジメントを行ってきた役員、部長、課長との交流を目的とした「TOP LIVEセミナー」を3月末から4月上旬にかけて、東京・大阪・札幌・福岡で開催し、約250名の方に参加いただきました。このセミナーでは、営業担当役員の講演の後、部課長と入社後のビジョンの描き方、各事業部門のビジネスへの考え方などについて座談会形式で話していただきました。

⇒その

 


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