人事部発「学生たちに告ぐ!」

2019年05月20日

岡谷鋼機
人事総務本部 人材開発室

入江和宏さん(6)

商社は学生のどこを見て、何を感じて内定を出すのか――。
その疑問に答えるべく、日本を代表する商社の人事部採用担当者にご登場いただき、最近の学生像や求める人材について語ってもらった。今回は、創業350年、鉄鋼と機械の「グローバル調達パートナー」として有名な「岡谷鋼機」の採用担当・入江和宏さんだ。

面接では、学生の皆さんの話をもとにより掘り下げた質問をしていきます。その過程で、どんなことに興味を持っているか、いかに広く深く考えることができるかを見ます。質問への答えに対して、なぜそう考えたのかと尋ねたり、時にはそれは違うのではないかと反問したりすることもありますが、それは人物をより深く知りたいという真剣な思いがあるからです。皆さんも自分の考えを率直に話していただけば、互いについてよりよく知ることにつながります。

なお面接が続く過程で、営業社員と面談する機会も設けています。これは学生が社員と会うことができる場を増やす目的です。単なる質疑応答ではなく、社員からも会社や仕事についての話を聞くこともできます。会社を見る際には事業内容以外に、どんな社員がどんな思いを持って働いているのかを知ることが大切です。社風や会社の雰囲気は、言葉ではなかなか説明しきれません。社員に実際に会うことで、それを感じ取ってもらえればと思います。また最終面接の前には、簡単なコミュニケーションシートを提出していただきました。テーマは「自分の人生を振り返って」で、その人自身についてより知ることができればというのが目的です。

当社の面接では特別な事前準備は必要ありません。マニュアル本にあるような上辺だけの回答では、むしろ自らの可能性を狭めることになります。これまで何に真剣に取り組んできたか。そこで何を得て、どんな影響を受けたか、岡谷鋼機で何をしたいのか。自然体で、等身大の自分自身を、自分の言葉で素直に話してもらえれば、その方の魅力が伝わるはずです。なお選考の途中では、皆さんに全力を発揮していただく意味も込めて、前回の面接のフィードバックやアドバイスをしています。

⇒その7「岡谷鋼機の女性総合職」

⇒岡谷鋼機

 


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