岡谷鋼機
人事総務本部 人材開発室
入江和宏さん(8)
商社は学生のどこを見て、何を感じて内定を出すのか――。
その疑問に答えるべく、日本を代表する商社の人事部採用担当者にご登場いただき、最近の学生像や求める人材について語ってもらった。今回は、創業350年、鉄鋼と機械の「グローバル調達パートナー」として有名な「岡谷鋼機」の採用担当・入江和宏さんだ。
入社後は数か月の集合研修を行い、適性や能力などを総合的に判断し、最初の配属先を決定します。他部署の中堅社員が若手社員からの相談に乗り、育てていく指導担当員制度も実施しています。
新入社員全員を対象とした3か月間の海外語学研修も実施しています。これまではカナダ、フィリピン、マレーシア、中国、台湾、韓国、メキシコ、ドイツ、スペインなどに滞在して現地で語学学校や大学に通い、英語、中国語、スペイン語、ドイツ語などを修得してもらいます。語学のみならず海外での生活を経験することで、入社したときから全員をグローバル人材に育てたいという思いで、2016年よりこの制度をスタートさせました。
当社では内定者に、入社までの間に日商簿記検定3級取得と、TOEICで650点以上のスコアを取ってもらうことにしています。TOEICに関しては、入社後の海外語学研修の派遣条件としています。また中国や東南アジア、中南米にも積極的に進出しているので、英語プラス現地の言語、具体的には中国語やタイ語、スペイン語などができれば将来的に大きな武器になります。
⇒その9「岡谷鋼機のビジネスの面白さ」
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