丸紅パーソンに求められる「プロフェッショナリティ、変革力、コミットメント」(2)

2017年04月25日

丸紅人事部・野村さんが語る
「我が社のビジネス・人材教育・配属・人物」

3月19日(日)に福岡市で開催された九州商社会7大商社ファイルセミナー

当日、九州各地から集まった総合商社志望の学生たちに向けて開催された4つのパネルディスカッションのうち、7大商社の採用担当者7人が登場したパートを、各商社の承諾を受けた順に掲載する。

第1弾は住友商事。そして第2弾は、就活を通じて、学生たちがどんどんその社風に惹かれて人気が高まるという独立系総合商社、丸紅。パネルディスカッションに登壇した、人事部の採用・人材開発課長、野村容さん(所属、肩書はセミナー時点のもの)からのメッセージに、商社志望の就活生は、ぜひ耳を傾けてほしい。
丸紅・第2回は「20代だからこそ、海外へ出す」。

 

○丸紅
人事部 採用・人材開発課長
野村 容
1994年入社
※所属・肩書は3月のセミナー当時のものです。

 

――特徴的な人材教育・人事制度について。

野村:若手の海外経験の推進です。丸紅も含めて、商社で一番重要とされる育成方法は「On the JobTraining」なのです。いわゆるOJTですね。もちろん「Off JT」もいろいろなメニューを用意しています。丸紅では「丸紅グローバルアカデミー」として全研修を体系化しており、その中で例えば投資分析などのスキルを身につけたり、語学を身につけたりしています。「丸紅グローバルアカデミー」ではさまざまなジャンルをカバーして色々な研修メニューがありますが、やはり一番成長するのはOJTなんですよね。日々の業務で何か成長をつかむ。そういったことでやっています。

若手の海外経験というのは、その中でも一番のOJTなんじゃないかなと思います。丸紅では社員を20代だからこそ、どんどん海外に出していきます。丸紅の収益はいま7割から8割が海外からあがっていますので、比率はかなり高い方だと思います。我々のビジネスの現場というのはどんどん海外になっているんですよね。そういう意味では、ビジネスの現場に若い人が行って、そこで難しい交渉をしています。アポを取るだけでも難しいということもありますが、そういう状況を乗り切って最後には何とか契約してくるわけです。1年、2年、長い人は5年くらい行っていますが、そういう中で何かつかんで成長して帰ってきてほしい。そんな思いで若手をどんどん海外に行かせて、成長を促しているというのが一番の我々の特徴かなと思います。

つづく

 


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